修了式を終え自分達の保育室に戻った皆さんは、椅子や床に直接 座って待機していると…

年長組のお兄さんお姉さん達が、ゆっくりと近づいてくるのがわかりました

園庭では「おめでとう」や「すご〜い」の声の代わりに沢山の手を叩く音(拍手)が聞こえてきました

「4月からは　皆さんよりも小さな　お友達が幼稚園にやってきます」
「その小さなお友達の ちからになってあげて下さいね」

トントントンと扉をノックして入ってきた ばら組の皆さん、その手には年長組の皆さんが心を込めて制作したメダルが見えました

「どうしたら、みなさんのように かっこいい おにいさん おねえさんに なれますか？」とつばめ組の女の子が質問すると悩む様子もなく、直ぐに こんな答えが返ってきした


「みなさんなら すてきな ねんちょうさんに なれますよ」
「どうして わかるんですか？」と男の子が聞くと ばら組のお兄さんが こう答えました
「みんなの うんどうかいで がんばっている すがたや このまえ えんていで りれーのれんしゅうして いたときに はやく はしれているなぁと みていたから だよ」と話しをしてくれました

「みて くれて いたんだ」とビックリ している顔をしていたつばめ組の皆さんでした(笑)

園長先生から「おめでとう」の言葉と皆勤賞書を受け取るとゆっくり一礼し顔を上げた瞬間、周りから割れんばかりの拍手の音が聞こえてきました

恥ずかしそうな顔をしながも手に持っている賞書を改めて見たお友達は自信に満ちた顔になって
いましたね

今日は園庭で修了式が行われていたのです。1度も幼稚園を休まなかったお友だちの名前が呼ばれると「はい」の代わりに手を真っ直ぐ伸ばし、胸を張って園長先生の目の前まで歩き、立ち止まりました

「おめでとうの　きもち　おにいさんとおねえさんたちに　つたわったかな？」

※お　め　で　と　う　☆　は年少組が作った作品になります
憧れだった年長組お兄さんお姉さん達へのメッセージになります

後半は今現在の学年課程を全て終了しましたよと知らせる修了式が青空の下で行われました

今のうさぎ組さん・こぐま組さん・ぞう組さん・ぺんぎん組さんは憧れの鳥さんバッチの年中組、うぐいす組さん・かなりや組さん・つばめ組さんは園の最高学年になりますよと先生が話しをすると「やったー」「つぎは 2かいに なるね 」（※2階とは、今は1階の保育室で生活をしている年少組のお友達にとっては階段を昇って保育室に向かう姿は憧れだったようです）


「なれるかな〜？」と心配に似た声も聞こえてきましたが大半のお友達が1つ上のお兄さんお姉さんになる事を誇らしく感じていたようです

つばめ組だけではなく、うぐいす組や年少組の保育室にも足を運び、ゆり・さくら・ひまわり組のみんなが「すてきな おにいさん おねえさんに なってね」という想いを込めて作ったメダルをばら組の皆さんが届けてくれました
※かなりや組に渡すメダルは年中組の先生が責任を持って受け取りました

年長組の意思は、今日のこの日をもって年中組、年少組のお友達へと引き継がれました

「がんばりました」