「スイカオバケさん お友達になろう
(年中)西瓜割り」 R3.7.2
「すいか おばけさん、おともだちに なろう」と優しい言葉が聞こえてきたのは地下駐車場からでした
なぜ?そんな言葉を年中組さんの皆さんから言ったのか…これから お話しをさせて頂きます
「めを つぶっていると どこか わからな〜い」
「せんせいの こえを しっかり きいて」
横にいるお友達にお願いをするかのように「ゆっくり あるいて〜」と普段、経験しない歩き方に苦戦をしていました
子ども達も必死なら先生達も解りやすい言葉を伝えようと必死でした(笑)
「そのまま前に進んで」
「右 、あ !右では 解りづらいから●●くんの方に横歩きをしてから前へ進んで」
「スイカオバケさんが目の前にいるよ」等、先生の言葉を信じて西瓜棒を振り下ろしスイカオバケを懲らしめました
全員のお友達が終わる頃には西瓜は真っ二つになっていました
スイカオバケが持っている力も無くなり、見ても大丈夫だよと横枕先生が言うと、見事 スイカオバケをやっつけた姿を見て「やった〜」「すいかおばけさんを
こらしめたぞ」とみんな大喜びでした
相手の言葉を信じて前に進む、先生とみんなとの絆が試される季節の遊びになりました
お腹が西瓜のようにまん丸になるくらい食べた子もいましたよ…(笑)
美味しい1日になりましたね
「き を つけてね〜」と祈るように見ていました
みんなの優しい表情と早くやってみたいというウキウキした気持ちが伝わってきますね
スイカオバケと どのようにして 対決するか まずは先生達が見本
みんなは 「先生達 大丈夫かな?」と心配な目で見つめていました
スイカオバケの目を見ると石像
(どこかで聞いた事があるようなお話しでしたが
…)ではなく西瓜像になってしまうとつばめ組の小林先生がみんなにアドバイスをしてくれたので、みんなは目を閉じながら行うハンデを背負う対決になりました
かなりや組の女の子が「どうすれば すいかおばけさんに ちかづけるかな?」と質問すると小林先生が先生達はスイカオバケの目を見ないように背中を向けながら、みんなが進む方向を伝えますから大丈夫ですよと教えてくれました
さぁ、二人一組になってスイカオバケとの対決です
「スイカオバケが地下駐車場で暴れている」と息を切らせながら保育室に入ってきたのは小栗先生でした
横枕先生と うぐいす組のみんなは強い気持ちを奮い立たせカラー帽子を被り、唯一スイカオバケを懲らしめる事が出来ると言われている伝説の棒、西瓜棒を持って「いざ、ちかちゅうしゃじょう
へ」と言って地下の階段を降りました
かなりや組、つばめ組のお友達も集まり年中組のお友達とスイカオバケの決戦が始まったのです
「やった〜」
「すいかおばけさんを こらしめたぞ」
その後、つばめ組のみんなは恐る恐る近づいてスイカオバケさんに聞きました
「すいかおばけさん だいじょうぶ?」「つよく たたいて ごめんね」と質問すると「ワルイコトシテ ゴメンネ」と小さな声が聞こえてきました
「たたいて ごめんなさい、おともだち なろう」男の子が言うと「おともだちに なろう」とみんなで言いました
「アリガトウ」「オトモダチニ ナロウ」とスイカオバケさんが言うと「やった〜」とジャンプして喜びました
すると先生から「では、スイカオバケさんと一緒に冷えた西瓜をお部屋で食べましょ」と言うと「すいかおばけさん まってるね〜」と言ってエントランスに向かう階段を昇りました